採用ノウハウ

採用難案件の求人広告制作のポイント(3)トラック運転手(ドライバー)募集は何を書く?

この記事では、トラック運転手(ドライバー)の採用に向けた求人広告制作のポイントをご紹介します。企業ホームページや採用サイトに募集要項を載せるに当たり、労働条件以外に何を書いたらいいのか。あるいは、求人広告の代理店に原稿を作ってもらう際、どんなことを伝えると広告効果向上を目指せるのかについて、求人広告ライターの視点からポイントをお伝えしていきます。

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トラック運転手(ドライバー)不足の今、採用成功には求人原稿の中身が大事

人手不足が叫ばれるようになって久しい物流業界。外国人ドライバー解禁の機運の高まりや「ダブル連結トラック」の導入など、国を挙げての輸送力確保策も次々と検討されています。コロナ禍の就転職市場においては、ドライバー志望者が増加傾向にある…とも言われているようですが、それでも採用担当の皆さんにとっては、厳しさを感じる場面が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、求人広告の書き方を改善することで、ドライバー職への応募数拡大を狙う方法をご紹介します。求人広告に何を書けば、“定着してくれるドライバー志望者”からのエントリーを獲得しやすくなるのか。基本的なポイントを、以下に1つずつご説明致します。

トラック運転手(ドライバー)採用の求人広告の書き方
(A)積み荷について書く

「何を運ぶか」は、ドライバー志望者が仕事を選ぶ上で大きな判断材料となる情報です。なぜなら、運ぶものが明らかになれば、同時にその仕事のメリットが浮かび上がってくるからです。

例を挙げますと、スクラップや資源の回収ドライバー業務であれば、積み荷はいずれリサイクル工程で破砕してしまう訳ですから、輸送中の振動等によるキズの発生はそこまで気にする必要はありません。また、to B(法人向け)の定期便輸送で、ドライカーゴだけを運ぶ仕事であれば、儒損事故(積み荷の水濡れ)のリスクはほぼゼロになります。

このように荷物の種類を明らかにし、その荷物を運ぶからこそ生じるメリットを明確化しておけば、今の働き方に悩んでいる方や過去にドライバーを経験した人が、募集職種に魅力を感じてくれる可能性が高くなります。

例えば、精密品輸送の仕事をしているドライバーさんは、段差の少ないルート選びや急カーブのない経路設計など、日々神経を使いながら運転をこなしていらっしゃるはず。そんな毎日にお疲れ気味の方が「ウチの荷物なら、多少傷ついても大丈夫だよ」と聞けば、回収ドライバーの仕事に魅力を感じてくださることでしょう。また、過去に儒損事故に遭われて一度は離職したドライバー経験者さんが、「自動車部品専門のルート配送だから、濡れ物はまず扱わないよ」と聞けば、それなら自分でも現場復帰できるかも…と安心してくれるかもしれません。

積み荷の中身が限定できない場合は、荷物の大きさ・重さや、梱包形態などについて言及するのも手です。「カゴ車単位での荷扱いなので、荷降ろしに要する時間がバラ積みよりも短くて済みます」「バラ積みではありますが、各梱包は両手で難なく運べる大きさ・重さですので、台車に移す手間が掛かりません」などなど、どんな荷物でも何かしら扱いやすいポイントはあるはずなんです。

トラック運転手(ドライバー)採用の求人広告の書き方
(B)車両の特徴について書く

募集職種の方が運転する車両についても、できるだけ詳細な情報を載せたいところです。

まず、最大積載量は何トンか。これは応募時に必要となる免許の種類にも関わる点ですので、明記することを強くお勧めします。

乗務予定の車両に取り付けられている装備・装置についても確認しておきましょう。法改正の関係もあり、デジタコ・ETC程度は標準装備としている事業所様が大半かとは思いますが、カーナビ・バックカメラ・ドラレコ等も併せて設置されているようであれば、競合案件との差別化に繋がります。

また、車両の仕様そのものがアピールポイントになる場合もあります。AT車かMT車か、衝突回避支援システムは搭載されているか、荷台部分はバンタイプかウイングボデーか、パワーゲートの有無なども記載しておきましょう。

そして、これは車両の特徴とは少しずれますが、ドライバー1人につき1台 “専用車” を割り当てているようであれば、ぜひその旨も表記されることをお勧めします。「家族の写真を飾っておきたい」「腰痛緩和クッションや背当てを付けっぱなしにしておきたい」など、車室空間へのこだわりをお持ちのドライバーさんは少なくないものです。運転席は“走る仕事場”。気分よく乗り回せる環境を確保してあげれば、ドライバーさんのパフォーマンス向上も期待できます。

トラック運転手(ドライバー)採用の求人広告の書き方
(C)運行距離について書く

自分が担当する配送は、地場か、中距離か、長距離か。これもドライバー志望者が気にする情報です。おおよその目安としては、近隣市町村~県内もしくは隣県までの運行が「地場配送」、3県以上を股に掛けるようなルートが「中距離配送」、それを超えると「長距離配送」といったところでしょうか。

地場配送の場合は、1日に何便(何往復)をこなすのか。中距離配送の場合は、高速利用の自由度はどのくらいか(原則高速利用・会社の許可が出た時のみなど)。長距離配送の場合は何日運行のルートを担当するのか――そういった補足情報もあると、ドライバー志望者にとっては、働くイメージをより描きやすくなるはずです。

トラック運転手(ドライバー)採用の求人広告は、
応募方法の設定まで配慮を

上記では求人原稿の中身についてお話ししましたが、どんなに魅力的な募集でも、応募方法が明記されていなければ意味がありません。そしてドライバー志望者の場合、スマホやPCでの文字入力を伴う「ネット応募」よりも、その場で質問ができて面接日も決められる「電話応募」が、他職種の志望者に比べて好まれやすいという傾向があります。ですから求人原稿内には、電話応募の可否や電話番号、採用担当者の対応可能時間帯などを、わかりやすく書いておくことも大切です。

…と、これらの工夫を凝らしても応募獲得に至らない場合は一度、求人広告のプロを頼ってみてください。当社・R4では、ドライバー職の採用成功事例も多数有しております。貴社の抱える課題を丁寧にお伺いし、解決方法を一緒にプランニングさせて頂きます。私(岸)をご指名頂いても、そうでなくても構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。

著者プロフィール

岸 
コピーライター・webライター。平日はOL、週末はフリーライターという兼業生活を経て求人広告の世界へ。目指しているのは、人と仕事のベストマッチを叶える表現。業界・職種に関する知識と書評記事執筆で得た見識を活かし、組織成長・課題解決に繋がる言葉をご提案しています。

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